BAKU OUTDOORS CIRCLE 会報
−第2号−

★★お待たせ致しました★★
 大変長らくお待たせ致しました。やっと、会報第2号をみなさまにお届けすることが出来ました。しかし、ここの会員はなんて自分勝手が多いのでしょう。原稿を書いてない人ほど、「会報まだか?」などと、ふざけた事を言うので困ってしまいます。ばかたれっ!!お前が原稿書かないからだっ!!って言いたいくらいです。いやいや、そんなことはさておき、とりあえず始めましょっか。

☆☆実はとんでもない種明かし☆☆
 今回の会報でみなさん気が付くと思いますが、実は、約(?)20数名ほどの会員が、BOCに加入しているわけですが、はっきり言って、実際、全員と顔を合わせる機会がありません。それぞれ知りあったきっかけも違いますし、現在の生活環境も様々です。BOCとしては、会員それぞれに合った催し物だけに対して、参加のお誘いを今までしてきたわけですが、それではあまりにも、横のつながりがないのではないかと思い始めたのです。そこで生まれたのが、「BOC会報」と言うわけです。これでなんとか、横のつながりをも保つことが出来るのではないでしょうか。「余暇の合わない会員同士の味方、BOC会報」どうぞよろしく。ねっ、委員長?!

★★本当は創刊号に載せるはずだったんだけど★★

 −BOC幹部、委員長、書記長のご挨拶−

ごあいさつ 〜BOC会報創刊にあたって〜
 この度は、創刊おめでとうございます。
 編集局員の方は、ご苦労とは思いますが、末長く編集よろしくお願いします。
 欲をいえば月刊化されゆくゆくは隔週化されればおもしろいかなと私は思っています。(私だけではないと思うのですが)
 この頃会員も増え、いろいろな企画も充実してきていますし、イベントの案内、そして会員相互間の親密な連絡のためにも、それから会員の性格をあばくためにも、編集局員を先頭に立てて、皆さん頑張っていきましょう。(頑張るということは、編集局員の原稿の取り立てには、協力するということですよ)
 皆さん、イベントでも紙面でも暴れ回って遊びましょう!!!。
 それではこのへんで、といいたいところですが続けます。バーベキューパーティーを見ていますとわかりますが、たこ焼きを焼いているもの、いか焼きを焼いているもの、火を起こしているもの、隣で踊っているもの、にせ物君を探しているものなど、個性豊かなメンバー(悪くいえば変人?)がそろったものだと感心してしまいます。しかしこのメンバーみんなが自分が一番普通の人間だと思っているのは、確かだと思います。
 ふりかえってみますと、いろいろなイベントがありましたがまあほとんどが成功したといっていいのではないでしょうか。それから皆勤しているのは私と秘密情報部員のK氏だけのようです。(皆勤賞ください(←嫌です(編)))←これがいいたかったのかって?
 とりとめのない文章になってしまいしたが、あいさつは短いほうがよろこばれるといいますのでこのへんで終わらせていただきます。

BOC委員長 森下 永茂

・B.O.C会報創刊おめでとうございます。
 この会報が末長く続くことを祈ります・・・・・・と、まあ、堅い話はここまで!
 え〜、私が、書記長でおます!
 いやね、なんか知らんねんけど、縁あって、私が書記長たるものをするようになってしまいましてねえ。「BAKU OUTDOORs CIRCLE」・・・・・・これも、訳分からん内に出来たんですわ。ウン。簡単に言えば、「冗談が現実になった」と言うことですなあ。
 そして、このサークルの1番の魅力は、「何でもあり」という事、口でいうた事は殆と現実になってしまいます・・・・・・何と恐ろしいサークル!!正に、“鬼”・“デビル”・“サタン”の世界ですわ。これB.O.Cの「格言」ですなあ。
 このサークルは、企画持ち込み何でもOKです。何でもやりましょう。色々しましょう。そんな訳で、そういう訳です。
 “天の声”より、「B.O.Cの体験談をせよ!」というお言葉をいただきまして・・・・・・じやあ、とりあえず、『友ヶ島ゴムボート遭難事件』でも書きましょうか。

『友ケ島ゴムボート遭難事件』
1991年8月10日、午前11時頃の出来事でした。私は、M.K総括と友ヶ島の散策をしていました。第2次世界大戦の大砲後や、洞窟、山道、岩の絶壁など、色々見て廻っていたのです。歩き疲れたので、堤防のところで、しばらく休むことにしました。海を眺めていると、都会では味わえない素晴らしい景色が広がっていました。堤防の下では、子供達が魚釣りにいそしんでいます。
 M.K「ごっつい、きれいやなあ」 A.K「ホンマやなあ」
と、思わずうなずきながら、海の景色にふけっていました。
 ここまでは、普通の出来事でした。しかし、自然をなめるとえらい目に会うという例の出来事が、この後におこったのです。それでは、話の続きをどうぞ。
 しばらく海を眺めていました。すると景色の右側から、カップルを乗せたゴムボートが現れました。
 A.K「おお、ゴムボートか、ええなあ」
 M.K「そうやなあ」
 すぐ後に、私は海をバックに写真を掘ってもらおうとM.Kにカメラを渡しました。M.Kは後ろに下がり、カメラのファインダーを覗きました。そこで、M.Kは驚いた顔で言いました。
 M.K「あのボート流されてるぞ!」
 A.K「マジかよ!」
 ファインダーの中の世界はゴムボートが急加速で私の右から左へ流れていく様子をまざまざと写すのでした。その直後!!
 「たすけて〜〜〜」
 という海からの響き声・・・・・・
 何と、カップルを乗せたゴムボートは遭難していたのです。そういえば、オールも片一方はなかった!!正にそうなんです。ゴムボートは、まるでモーターボートを見るような速さで・・・・・・
 A.K「こんなん、シャレにならんど〜。連絡や!!」
 ツッカケの駆け足で事務所へ向かいました。
 幸い、ぜーぜー言いながら事務所に着いたときは、既に連絡済みで、クルーザーの準備が始まっていました。クルーザーは猛烈な勢いでゴムボートを追いかけ、カップルは無事救助され、一件落着となりました。マニアックな一言・・・・・・「ニセ中谷君、たのんどくで〜」
 あ、これは言い忘れていましたが、確か私は、海を見ているときに、生理現象をもよおしていたのですが、ゴムボート遭難を見た途端、すっかり引っ込んでしまったというのは、どういうことでしょうか。
 「ニセ中谷君、どないしてくれるねん!」
 以上なんですが、どんなもんでしたでしょうか。自然は甘く見てはいけません。

BOC書記長 河合 明夫

(編集部談)あ゛ーっっっ。この2人が総元締めだなんて。笑えねええ。

☆☆お知らせ☆☆
 以前、会報では触れていませんが、「誤字、脱字、誤植、馬鹿野郎」は、そのまま校正せずに掲載すると言っていましたが、あまりにもそれがひどいため、やむをえず、今後一切の原稿の「誤字、脱字、誤植、あんぽんたん」を、訂正して掲載します。そのまま置いておいたほうが、ギャグになっていいかなと思ったのですが、大きな間違いでした。みなさん、原稿を投稿、提出する時は、よく見直してからにして下さい。
 それから原稿は、手渡し、郵送どちらでも構いません。郵送する場合は、巻末の発行元宛に。手渡しの場合は、某株式会社休憩所に出没する縞集長まで、お願いします。現在、掲載率100%です。没はありませんので、御安心を。(創刊号にも書きましたが、他人の悪口など具合いの悪いものは削除します)

★★掲示板★★
 突然ですが、有線の音楽に浸かってみませんか。440チャンネルもの豊富な番組で、あなたを有線の虜にしてみせます。あなたの部屋が音楽で溢れるのは間違いなし。設備加入料(工事費、チューナー含む)30000円、月額聴取料6000円。お申込は、大阪有線放送社の回し者、第2総裁、加藤正幸氏まで。

☆☆美味しい店みつけた☆☆
 ・たなかの柿の葉すし
奈良、和歌山といえばやはり柿の葉すしです。ごはんとしめた鯖を柿の葉で包んだだけのシンプルでそれでいて、何とも言えない味を出してくれています。昔の柿の葉ずしは、こんなのではなかったそうで保存食だったそうです。今までいろいろな店のものを食べましたがここのものが一番美味しいです。三番街グルメミュージアムにも売っていますが、やはりJR五条駅で買うのが一番でしょう。(株)柿の葉すし本舗たなか 奈良県五条市新町1−1−15・TELEPHONE 07472−5−1001(委員長)
・カプリーチョス麺粥
 無国籍料理の草分け的レストラン、カプリーチョスの一階に、カプリーチョス麺粥がある。その名の通り、麺と粥をメインに、日本を含めた東南アジア料理が味わえる。お昼には、秋田の稲庭うどんや広東式ゆで麺セット、鶏を使った韓国式粥セット(各900円)などがずらり。夜なら、青島ビールや紹興洒を片手に、ゆで莱のオイスターソース300円、イカの韓国式刺し身700円、タイ式ビーフン湯麺800円などを味わえば、気分は東南アジアの屋台にいるよう。香港の麺粥店をイメージした調度品もマル。深変までの営業もうれしい。住所はわからないから自分で調べてね。京都市バス、木ノ本町バス停から南へすぐ。電話075−721−5455。車で行っても大丈夫。P有り。(編集部員I)

★★こんなコーナーあったらいいのに★★
 そういえば、委員長からこんな投稿がありました。みなさんいかがでしょうか。

『探偵!ナイトスコップ -Knight Schop-』
このコーナーは、会員から寄せられた依頼に基づいて、市森探偵局長が部下の探偵たちを野に放ち、世のため人のため、公序良俗、安寧秩序を守るべく、この世のあらゆるものどもを徹底的に調査追求する娯楽コーナーである。

 あのー、これ以上仕事が増えると死にそうなんだけど、でも、こうやって企画を考えてくれる委員長はえらい。探偵局員だったらいけるかな。えっ?そっちの方がしんどい。困ったな困ったな。誰かにやってもらえるなら、この企画採用するけど。そうそう、御丁寧に、一つ目の依頼まで書いてあったんだ。「東大阪のあるお宅のベランダに、うさぎがいるのですけど、その名前を調べて下さい。」ですか。答えは「たいすけくん」です。実は私知っていたんですよ(最近お亡くなりになられたそうですが)。はっはっは。

 同じく、委員長よりもう一つ。

みんなの会話を、文章に起こして掲載する。

 これも面白いかも知れない。創刊号の「乱入だ」みたいでね。今度試験的にやってみようかな。よ−し、今度の企画は、隠しマイクなどを・・・。(編集長)

☆☆大爆笑!紳士と淑女の井戸端会議☆☆
 今回は大爆笑のエッセイを2つ。

・「エスカレーターは恐い」(作、藤井尚子)
 こける場所は数々ございます。アスファルトの道路、田畑のあぜ道、階段、廊下など。
 この中で一番、こけて痛いのは・・・、上りエスカレーターではないでしょうか。
 エスカレーターというのは、ご存じのように動いておりますので、普通の階段のように、こけてじっとしていると、更にひどい目にあいます。素早く立ち上がらないといけません。また、角がぎざぎざになっているので、傷に深くめりこんでしまいます。
 エスカレーターの材質(?)は鉄です。非常に堅いものです。上りのエスカレーターで、前にこけた場合、まず手を出しても、足の脛、膝を直撃してしまいます。どんなにおデブさんでも、脛や膝というのは脂肪が付いていませんので、皮膚の下はもろ骨です。こけて傷が出来ると同時に、自分の全体重を脛に受けるので、とても激しい打ち身が生じます。とてもとても痛い足を引きずりながら、笑顔でその場から立ち去らないと、後ろからの人々の迷惑になります。
 このように、上りエスカレーターでこけると、大変なことになるので注意が必要です。ちなみに、エスカレーターでの傷口はきれいには治らず、ぼこぼこしています。
 藤井尚子を見付けるには、左足の膝小僧に御注目下さいませ。−おわり−
↑(注意点)上の文章は、酔っ払って書いた物です。その経緯については、次回に説明していただきましょう。あー、腹がよじれる。(編集長)

・「変人について その1」(作、加藤正幸)
 この世の中、一般人と変人とに分けるとどうなるだろう。一般人とは、日常みんなの同じことをしている人たち、例えば朝起きて、仕事に出掛け、または遊びに行き、夜には寝る。ご飯は右手で箸を持ち、物を書くときは、右手でペンを取る。野球をするときは、右手でボールを投げ、右手にカを入れてバットを振る。
 それでは、左手で箸を持ち、物を書き、ボールを投げ、バットを振るやつらははたして変人なのでありましょうか?実は、私も俗に言う”ぎっちょ”で、左手を使うことが多いのですが、昔から「おまえぎっちょか。」とか「右利きに直せよ。」とか言われたものです。左手を使うということ意外は、みんなと同じ息をして生活をしているのになぜ・・・。そこで私は、左利きの人が、変人呼ばわれする原因を考えてみることにしました。その結果、遠い遠い昔、昔の人が、右手で箸を持ち、物を書いたりすることが一般的なように決めつけてしまったことが始まりだと判明いたしました。もし、昔の人が左手で箸を持ち、物を書いたりすることが一般的と決めていたら、私たち左利きの人は、一般人になっていたことでしょう。ああ、無情・・・・。悲しむことはない。法律で左利きはだめだと決められているのではないし、あくまでも”習慣”、習慣なのだから・・・・。でも、その習慣っていうのも、恐ろしい気もするが・・・・。−つづく−
(編集部談)加藤君。君は立派な「変人」です。

★★怒涛の活動記録★★
 この間の、宝塚ファミリーランドの記録、感想等の原稿、お待ちしております。以前のイベントについてでもいいですよ。ああ、なんて投稿が少ないのでしょう。

☆☆Q&Aなんでもこい☆☆
 突然ですが、BOCは野外活動を中心とする娯楽集団なのですけど、たまには屋内の問題、社会的な問題にも、いくら専門分野以外といえども、直面していかなければならないはずです。
 今回の質問は、京都に住む第1総裁、市森正啓氏の質問に、編集長自らお答えしてくれるそうです。現在の社会的問題にもなっている、住宅事情にメスを入れるべく立ち上がる編集長なのです。(書いていて恥ずかしくなってきた・・・)

・質問
 私は、現在引っ越ししてマンションに住むようになったのですが、ずっと一戸建に住んでいたのでマンションのマナーについては、何も知らないと言っても過言ではありません。どうか私に、マンションのマナーを教えて下さい。
・答え
 マンションのマナーを下記するから、それをよく読んで下さい。

◇◇◇マンションのマナーについて。
1 敷地内の施設の使い方
・植裁・・・・樹木や芝生は、心和むひとときを届けてくれます。各自が大切に扱い、お子さまが芝生や植え込みの中には入らないよう気をつけたいものです。
・自転車置場・・・自転車を置くときは、整然と並べるように心掛けましょう。他の自転車を倒してしまったら元どおりに直して下さい。そのままにしておくと、歩行者の迷惑になります。使わない場合は盗難防止のため、しっかりと鍵をかけておきましょう。各自転車には住所、氏名を明記し、地域の警察署で防犯登録を。こうしておけば、万が一のときにも安心です。管理組合にて登録ステッカーを発行するところもあります。その場合には必ず申請するようにしましょう。
・駐車場・・・・駐車場の利用は、契約車に限られています。使用の際にはきちんと契約し、決められた場所に駐車するようにしましょう。車の出し入れ時には、老人や子供に十分気をつけて下さい。ちょっとした不注意が、大きな事故を招くことにもなりかねません。もし、駐車場で遊んでいる子供がいたら一声かけるなど、住む方のそんな心遣いが、事故防止には不可欠です。また、クラクションやエンジンの音には気配りを。特に夜間は細心の注意を払いたいものです。
・ごみ置場・・・・ごみ置場をいつも清潔に保つには、使う方の心配りが大切です。所定の場所に、決められた日に出すのはもちろん、容器のふたを閉めるなどひとりひとりが規則を守り、万全の注意を払うようにしましょう。ガラスの破片、蛍光管は厚紙に包んで「危険」と記載。スプレーは爆発することがありますので、穴を開けてからビン、かんなどと一緒に出して下さい。最低限のルールを守る−それが、ごみ置場を美しく保つ秘訣です。
・集会所・・・・集会所は、多くの方が利用する”みんなの施設”です。テーブルやイス、湯飲みなどを使ったら、後片付けを忘れずに。住人同士のコミュニケーションは、そんな心遣いから生まれます。
・公園、広場・・・・子供たちがのびのびと遊べるスペースをつくるためには、やはりお母さんのひとことが必要です。後片付けや野球等の禁止など、お子さまにきちっと言っておきましょう。小さなお子さまには、必ず保護者が付き添ってけがのないように注意しましょう。
2 マンション内の施設の使い方
・バルコニー・アルコーブ
 小さなお子さまがいらっしゃる御家庭では、バルコニーに踏み台となる箱などを置かないようにして下さい。また、非常の際には避難通路として使うことがありますので、避難の支障になる物は置かないで下さい。
・専用庭
 専用庭は、あくまでも共有地の一部です。住宅や物置等の築造などはご遠慮下さい。フェンス等は共有部分ですので、勝手に塗装、改修は出来ません。管理組合とご相談下さい。
・機械音
 エレベーター機械室、シャフト、あるいは受水槽などの防音には万全を期していますが、機械音が居室に伝わる場合もあります。深夜の使用は出来るだけ避けましょう。
・階段、廊下
 マンションにおいては、階段、廊下での話し声や靴音などが案外響くものです。走ったり、大声をあげたりするのは避けましょう。また、火災、地震などの緊急時には、階段や廊下が大切な避難通路となります。自転車やベビーカーなどを置いておくと、避難の妨げになりますので普段からものを置かないよう心がけて下さい。
・エレベーター
 エレベーターでは、お子さまが扉にはさまれるなどの事故があとを絶ちません。事故防止のためには、正しい使い方を教えておく必要があります。エレベーターが途中で止まった時の非常用ボタンの使用法なども、あらかじめ指導してあげましょう。また、エレベーターを使って、お子さまが遊ばないよう注意してください。
・エントランスホール
 住まいの顔ともいえるエントランスホールは、常に清潔に。靴の泥をよく落とす、濡れた傘を持ち歩かないなどほんの少し気配りをするだけで汚れを防ぐことが出来ます。ホール内のテーブルやソファーは、居住者の大切な財産のひとつ。手荒に扱うことのないよう心掛けましょう。
・集合郵便受け
 各自の郵便受けにはまず名前を表示し、鍵が付いていない製品の場合は取り付けて下さい。郵便物がたまると、清潔感を損ねます。こまめに中を確認し、取り出すようにしましょう。長期間留守にする場合は、管理員がいるところでは郵便物を預かっていただくと便利です。
3 生活音
▼快適ライフは防音から
 マンションのトラブルで最も多い原因は、生活者によるものです。お互いが音に対して最善の配慮を尽くすこと。それが、快適なマンションライフの原則です。次に、家庭内での生活音とその対処法をご紹介します。ちょっと工夫を加えるだけで、生活音を防止することも可能。ご近所の方々の迷惑も考えて、我が家の防音対策を立てておきましょう。
・パーティー等を開くときは
 ご自宅でパーティーなどを開く場合は、前もってご近所に一声かけておきましょう。だからといって、深夜までワイワイ騒ぐことはタブーです。窓や出入り口を閉めておくことはもちろん、夜は早めに切り上げて下さい。
・ドアの開閉は静かに
 玄関の開閉音はトラブルのもと。開閉の際には、出来るだけ静かに扱いましょう。室内のドアやふすま、障子の開閉も同様です。丁寧な取り扱いは、住まいを長持ちさせることにもつながります。
・跳んだり、はねたりは禁物です
 跳ぶ、走るなど子供が遊ぶ時の衝撃音は、階下に大きく響きます。小さいからといって、甘やかすのは禁物です。度が過ぎた遊びは直ちにやめさせ、日頃から下の階に迷惑になることをさせない躾をしておきましょう。
・ピアノは時間帯に注意
 ピアノ、ステレオを使用する場合は、早朝、深夜を避けて下さい。璧にぴったりとつけておくと、隣室や階下にダイレクトに響きますので少し離して置くとよいでしょう。また、厚手のカーテン、カーペットも防音に役立ちます。夏期は、窓を開けっ放しにしないこと。必ず窓を閉めてからご使用下さい。
・深夜の入浴はタブー
 水を止めたときの音“ウォーターハンマー”やシャワーの音、桶の音など、深夜の入浴に音はつきものです。出来るだけ12時前に入浴し、音の発生を防ぎましょう。洗濯機も同様に、夜間の使用はタブーです。水の音に機械音が加わって、かなりの迷惑になります。
・家具の移動も要注意
 机や椅子を動かすと、ガガーツという音が階下にそのまま伝わります。床に厚手のカーペットを敷くなどして、音を最小限におさえましょう。物の落下音も、非常に強烈。なるべく物を落とさないように心がけて下さい。
・夜中のトイレと換気扇
 トイレの音の原因は、配水管の中を通る水の音です。特に、配水管が上下間の住戸を貫通している場合は各部屋に不快な音が響くこともあります。深夜にトイレを使ったら、翌朝流すようにするのもひとつの対策法です。意外と気がつきませんが、換気扇の音も厄介なもの。ご近所に響いていることを頭に入れて、できる限り所要時間を短くしたいものですね。防音対策は、まず我が家から。ご家庭ひとりひとりが気を配り、よりよい環境づくりを。
4 その他のマナー
▽ペットを飼うことは出来ません
 共同生活の場であるマンションでは、原則として、ペットを飼うことは出来ません。もちろんペットはかわいいものです。しかしお住まいの人の中には、嫌いな方もいます。また、鳴き声や悪臭などで、思いもかけない迷惑をかけることもあるのです。共同生活の場であることを考えて、ルールを守りましょう。このことについては、通常、マンションの管理規約や、使用細則に明記されています。ところで最近、ペットを飼ってもいいマンションがあるという話をお聞きになったことのある方がいると思います。これは、最初からペットを飼うことを前提として建てられ、販売されたマンションか、または、総会において、お住まいの方の議決により、管理規約や使用細則を変更して、ペットの詞育を許可したマンションのことで、一般的には、観賞用小魚・小鳥以外の物を飼育することは、禁止されているマンションがほとんどです。
▽バルコニーから物を落とさないで
 マンション等の高層住宅では、小さな転落物でも大きな事故につながることがあります。例えば、植木鉢。もし下に人がいたら、大変なことになってしまいます。物干しざおや植木鉢などはしっかり固定して、強風でも落ちることのないよう気を付けて下さい。共有部分でもあるバルコニーに、ごちゃごちゃと物を置くのは禁物です。なぜなら、非常の際には避難路として使用するからです。物置代わりにしたり、乱雑にしておかないようお気を付け下さい。水漏れも、バルコニーに置いては重要な問題。水をまいて掃除をしたために
階下が水漫しになってしまった例も多く見受けられます。防止のためには、排水管のこまめな手入れが不可欠です。ごみがたまらないよう心掛けましょう。また、バルコニーは、防水がしてありません。やたらに物を置かないこととあわせて、階下に方に迷惑をかけないための心配りを。
▽専用庭に物置は置けません
 1階住居の専用庭も、バルコニー同様共用部分の専用使用スペースです。物置や建造物を建てることは禁じられています。池を掘るのも禁物です。これらの注意点を頭に入れて、心地好い庭造りを。季節の花々や植木の置かれた専用庭は、住んでいる方々にとっても気持ちのいいものです。しかし、共有部分の専用使用ということを考えて、自分気ままに庭を作りかえることが出来ないことに注意して下さい。専用庭も、皆さんの大切な財産です。
▽夜遅くの入浴は迷惑です
 勢いよくほとばしる風呂水の音、まわりの部屋に響くことをご存じですか。これは、いってみればマンションの宿命。防音については方法がありません。そこで気をつけたいのが、入浴時間。12時過ぎの入浴は、大変迷惑がかかります。出来るだけ早めに、済ませるようにしましょう。また、夜間の排水も避けて下さい。水の流れる音が、下の階に響きます。翌朝の洗濯に役立てれば、節水、防音と一石二鳥です。気分がいいのはわかりますが、大きな声で歌うことも避けたほうがよさそうです。せいぜい鼻歌程度に。後はカラオケで発散させましょう。ガスに点火する際の”カチッ、カチッ”のという音も、なかなかくせもの。何回も何回も連続して鳴らすなどは、もってのほかです。間隔を置いて、出来るだけ音をさせないように注意して下さい。どうしても、夜遅く入浴したい。そんな時はなるべく静かに。体にお湯をかける時は、座ってゆっくりと流しましょう。洗髪などもジャージヤーかけるのではなく、洗面器に湯を入れてその中に頭をつけるように。また、シャワーも使わない方が無難です。お風呂からあがったらお湯はそのままに。決して元栓を抜かないよう注意して下さい。
▽換気扇に生活音はつきものです
 魚を焼く時に大活躍の台所換気扇。湿気や匂いを除去する浴室、トイレの自動換気扇。住まいになくてはならない換気扇も、深夜は生活音の原因に早変わり。特にマンションでは共同排気管を使用していますので、排気管を通してうなるような音が各戸に響くこともあります。夜間は、なるべく使わないよう心掛けましょう。とはいえ、トイレ、浴室の換気扇は電灯スイッチを入れると同時に回り出す自動式のものがほとんど。電気をつけないわけにはいきませんので、可能な限り短時間で済ませることをおすすめします。トイレで新聞を読むのが楽しみ、というお父さんには、この際がまんしていただきましょう。もちろん、昼間は存分に。あらゆる音が氾濫する中では、まったく気にする必要はありません。大いに換気扇を利用して、クリーンな空気を保ちましょう。
▽ごみはきちんと決められた日に
 マンションの美観を損なうだけでなく、特に夏季などは悪臭の原因ともなるゴミ。地域ごとに収集日が決められていますので、収集日の朝、決められた方法で出すようにしましょう。

$$$以上、編集長がまとめてみました。お役に立てれば幸いです。

★★しんどいようの編集後記★★
 U氏の表紙の絵と間違い探し。別冊の自己紹介。集まりが悪いのも原因の一つだけれど、なんにも手をつけておりません。だから今回も、表紙絵ナシ、イラスト無し。別に手を抜いているわけじゃないんだよ。今度は目指せ30ページ!!取り立てきびしい「編集長」になるのだ。ではでは。

BOC会報第2号
1992年11月9日初版発行


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