インターネットの当たり前[H11.8.7]

 インターネットがこんなに急速に広がるなんて、実は考えてもいませんでした。プロバイダーの料金も手ごろな価格設定となってきたこともあって、携帯電話状態とでもいいましょうか。
 ただ、手軽になったら問題になってくるのが「マナー」です。猫も杓子もインターネットですから、絶対利用人数が多いが故、心ない人も目についてくるというものです。悲しいことにマナーの問題だけにはとどまらず、インターネット犯罪と呼ばれる悪質なものに発展しつつあります。ここではマナーの話だけさせてもらいますが、いずれ犯罪自体にも鋭いメスを入れようと思っています。

 マナーといっても、インターネット上できっちり決められた規則のようなものはありません。ただ、誰が言い出したかは知りませんけど、当たり前のようにネット上のエチケットというものが出来上がってしまいました。例を挙げるとたくさんあるのですが、ここでは、
 ・いきなりHTMLメールを送るのはやめよう(特にメーリングリスト)
 ・ホームページ(トップページ)のダウンロードサイズは小さめに
 の2つを取り上げてみます。

 HTMLメールですけど、確かに段組や表などを組み込んだ見栄えのよいメールが作成できます。しかし、普通のメーラーでは「普通のメール」+「HTMLのソースを含んだ添付書類」の不格好なメールとして受信されます。HTMLメールに対応していないメーラーを使っていると、「なんじゃこりゃ?」と思うことでしょうね。また、対応していたとしても、メーラーによってはHTMLメールを引用して返事が書けなかったり、なかなか笑わせてくれます。天下のMicrosoft社製品であるOutlookでは、このHTMLメールが標準として設定されており、これに気がつかない初心者の方(ほとんどが気がつかないでしょうね)は、この設定のままメーリングリストへ発言したりと、ものすごい弊害です。メーリングリストでは特に控えた方がいいといったのは、もちろん、自分の発言をメーリングリストに加入しているそのほか多数の人にもサーバーと呼ばれるマシンがそれぞれ配信してくれるわけでして、HTMLは普通のメールサイズの単純計算でも2倍以上の用量があるメールですので、サーバーにかかる負荷ははかりしれません。大げさかもしれませんけど、このメール配信もインターネット上のトラフィック増加につながって、他の関係ない人にも迷惑をかけることにもなりかねません。ここで格言「HTMLメールは、社内LANで使え!」

 あと、ホームページのトップページの話をしましょう。もともと、ホームページとは一番先頭の見出しのページという意味なのですが、ホームページ=個人で立ち上げアップしているwwwブラウザで見ることの出来るページと、勝手に解釈が変わっていますが、それはまぁいいとして、
 ありますよねぇ、トップページのロードにやたら時間がかかるページ(笑)、ものすごい量のバナー広告ばかりのページや、いきなりjavaが起動するページ、腰が抜けるような巨大画像だけとか、いやいや、もう2度と見たくないホームページは僕の場合、すべてこの中に当てはまりますが。ホームページのトップページとは?と、ちょっと究極のホームページを項目別に考えてみました。
 1.トップページを読んで、その中の情報が一目瞭然であること。
 2.CPUの処理速度が遅いマシンや、ダイヤルアップで通信速度の遅いユーザーでも気持ちよく閲覧できること。
 3.プラットホームが変わっても、同じ内容、もしくはある程度オリジナルにそった表示が得られること。
 どうですか?僕も一応これを目指してはいるんですけどね(^^;。詳しい説明が必要なら、またメールでもいただけたらすぐに補足いたします。


 戻る